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tokyo
中村征夫写真展「沖縄珊瑚海道」
2010年11月8日(月)~2011年7月31日(日)

黒潮の流れに沿って広がる琉球(沖縄・先島)諸島周辺の海は、サンゴ礁とそこに棲む生きものたちの種類の豊富さという点で、世界屈指の規模を誇っています。21世紀に引き継ぐべき貴重な自然遺産である、この琉球の海に私は40年に渡って親しんできました。サンゴ礁の海を舞台に、サンゴとそこに棲むさまざまな生きものたちのありのままの姿をとらえています。
本作品は撮影に6年の歳月をかけ、これまであまり紹介されていなかったサンゴの産卵、誕生から死までの過程を追うほか、“海の中の森”といわれるサンゴ礁が果たす様々な役割や、そこに生きる数多くの生きものたちとサンゴとの不思議な関係に焦点を当てています。波や潮流、太陽の光がつくりだす印象的な海中の光景。死後、細かく砕けたサンゴが砂と化して積もり、真っ白で幻想的な風景をつくりだす海底の様子、また赤土の流出や白化現象で死滅したサンゴ礁の荒涼とした有り様など、いま沖縄の海がかかえている様々な実態にカメラは迫ります。
生命と環境の微妙なバランスによって豊かな“いのちの環”をかたちづくってきた沖縄のサンゴ礁。その“海の道”を漂いながらご覧ください。
中村征夫

中村征夫(なかむら・いくお)

水中写真家 1945年秋田県生まれ。20歳のときに潜水と水中写真を始める。現在、海を専門とする撮影プロダクション(株)スコール.代表。国内外の海を精力的に取材し、数多くの話題作を発表。ライフワークの東京湾をはじめ、水俣湾、諫早湾など、人と海との関係や、「命」を基本姿勢に取り組む報道写真家でもある。講演会やテレビ、ラジオなど様々なメディアをとおして、海の魅力と環境問題を伝え続けている。第13回木村伊兵衛写真賞、第9回文化庁芸術作品賞、2007年度日本写真協会年度賞、第26回土門拳賞などを受賞。

中村征夫公式ページ http://www.squall.co.jp/

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